花残月 2021
先月末から今月上旬にかけては天気が崩れやすくてハラハラしましたが、なんとか4月上旬の桜には間に合いました!
そんなわけで先月に引き続き、フラワーセンターでお花見です。
ソメイヨシノが終わるくらいから咲き始める遅めの桜のなかには、緑と黄色という珍しい色の桜がありまして。
以前も載せた記憶が薄っすらある御衣黄と鬱金です。
御衣黄は緑が濃い桜で、今回はやや終わりかけだったのか中心部が赤くなっているものが割と多かったです。
淡黄の色合いが儚げな美しさを感じる鬱金の方は、相も変わらず上手く撮れませんでした、無念。
本当に素敵な色なので、機会があれば是非見てほしい桜です。
次の桜は大きめな一重咲きの千里香です。白の花色ですが淡く色づいている風情が素敵でした。
匂い桜と呼ばれるほど芳香があるようなのですが、マスク越しではなかなか感じ取れず少々寂しい心地にもなりました。
福禄寿という縁起が良さそうな名の桜は八重咲きで、淡紅色と相まって麗しい雰囲気の桜でした。
桜以外では、ネモフィラがとても綺麗でした。
ネモフィラといえば、某公園での一面の空色が印象的ですが、フラワーセンターではあの空色以外の品種もありました。
他の品種があるんだ、というのも初めて知ったので吃驚です。
帰宅後に調べたら、花弁の先に紫色の点が特徴的なネモフィラは、ネモフィラ・マキュラータという品種だそうです。
写真では分かり難いかと思いますが、花弁には縞がはいっていて、目に楽しい感じがしました。
もう一つの濃いめの紫で花弁の先が白い小さめなネモフィラは、ネモフィラ・ペニーブラックというのだとか。
見慣れた空色のネモフィラも小さい花ではあるのですが、更に小さいのでうっかりすると見逃してしまいそうです。
花弁の先の白色が、可愛らしい雰囲気に見えます。
まだまだ、油断も安心もできない情勢ですが、そんな浮世の憂さを少し晴らすことができました。
今年は、藤も見に行きたいところなので、無理せず出かけていければいいなと思います。